タイ料理ライターブログ

1年の半分をバンコクで過ごすフードライター、白石路以(Rui Shiraishi)のタイ料理と日常。 バンコクのグルメ情報が中心です♪

カンタと刺子-ベンガル地方と東北地方の針仕事【日本民藝館, 駒場東大前】  



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日本、秋です!
赤とか黄色とか茶色などに染まった木の葉がすっごくきれいで、
落ち葉の香りとともに吹く風も冷たいー。
都心にいても巡る自然に感謝したくなるような、
美しくて切ない季節に完全に包まれていますよー。なんという幸せ。

歩いているだけで右を見ても左を見ても
空を見ても地面を見てもきれいで、
触れる空気の温度も毎日どんどん下がって澄んでいて、
秋って本当に感動的です。


というわけで今日はそんな秋にぴったりの展示、
カンタと刺子-ベンガル地方と東北地方の針仕事
を日本民藝館で見てきましたー。


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タイトルの通り、ベンガル地方のカンタ刺繍と
東北の刺繍をずらーっと並べたなんとも贅沢な企画。


カンタは19世紀後半のものから、東北の刺繍も明治時代の
ものからあって、昔の人の手仕事を至近距離でじっくりと
感じられました。

色使いもデザインも、温かくも洗練されていて
1枚見るごとに息をのむ美しさ。

どんな人がどんなことを思いながらひと針ひと針
刺していったのかなー。どれくらいの時間がかかって、
その間にその人の暮らしや思いは刺繍とは関係なく動いていて、
でもその暮らしの中でどんなことを思っていても
やっぱりひと針ずつ進めていったんだなー。


とか思うと、手仕事というのは人の暮らしの中にずっとあって、
その中で生まれて使われてきて、色やデザインはもちろん、
その文化的価値からしても今見ると完全にアートなんだけど
アートである以上に人の暮らしから生まれて、
その暮らしに密着した“もの”であったことが
とても大切で偉大なことに思えました。


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よく前を通りかかる日本民藝館。
1936年に柳宗悦が開設した博物館で、
「民藝」という新しい美の概念の普及と「美の生活化」を
目指す民藝運動の本拠として開設されたのだそう。
1936年の時点で美の生活化を目指すなんて、さすがっス。

ちなみに、現在の四代め館長は深澤直人氏。
もちろん、ミュージアムショップでは柳宗理デザインの
カトラリーやお鍋なども売ってます。


展示最終日、駆け込みになっちゃったけど
本当に見られてよかったです。


そして、駆け込みと言えばこれもー!


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パルコミュージアムでやっている
顔面遊園地
ナンシー関 消しゴムの鬼


中学生の頃から週刊朝日と週刊文春を毎週愛読していた
完全なるおやじ週刊誌ラバーのわたしにとって、
ナンシー関はかなり身近な存在。


亡くなった時は本当にびっくりして、今後の人生で
ナンシー関の新しいコラムを1本も読むことができないんだ……、
と思ったら、とても絶望的な気持ちになったのを覚えています。


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格闘技もスポーツも一切興味のないわたしですが、
ナンシー関のコラムを長年読んでいたので、
アスリートたちの名言はたくさん知っています笑


日本民藝館もすごい人だったのだけど、
こちらのナンシー関も身動きできないくらいすっごい人でしたよー。

ナンシー関が生前に彫った消しゴムはんこの実物が
ずらーっと並んでいて圧巻。

はんこなのに、ましてや消しゴムなのに、人の本質を
トンと突いている作品が多くて、
「見えるものしか見ない。」というのはとても難しいんだけど、
広い意味でまっとうに行きて行くためには大切なのではないか、と思いました。

ちなみに一緒に行った友人はナンシー関のことを知らなくて、
時の流れの残酷さをちょっと感じた次第です。



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カンタと刺子は今日で終わってしまったけど、
消しゴムハンコのほうは明日までやっているので、
興味のある方はぜひ駆け込んでみてくださいねー!


日本民藝館
http://www.mingeikan.or.jp/



顔面遊園地
ナンシー関 消しゴムの鬼
http://www.parco-art.com/web/museum/exhibition.php?id=704






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Posted on 18:45 [edit]

category: 東京 雑記

tag: 日本民藝館  カンタと刺子  ナンシー関 
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