タイ料理ライターブログ
1年の半分をバンコクで過ごすフードライター、白石路以(Rui Shiraishi)のタイ料理と日常。 バンコクのグルメ情報が中心です♪
2014/10/26 Sun.
バンランプー博物館【Banglampoo Museum, プラアティット通り】 

先日、友人に誘われてプラアティット通りにできた
バンランプー博物館
【Banglampoo Museum】
に行ってきましたー。
バンランプーエリアの歴史や伝統工芸などを
紹介する博物館。
30分に1回くらい館内ツアーがあり、基本的にガイドさんと一緒に
すべての行程を周ります。

まずは、受け付け前に集合。
私たちは直接行って、1番近い時間に行われるツアーに
参加できたのですが、予約している人も多いみたいなので、
週末などなら予約したほうがいいのかも……?
だいたい20人くらいだったと思うのですが、わたしたち以外は
みんなタイの人でしたー。なので、ツアーもタイ語だったのですが、
どうやら英語のツアーもあるみたいなので、
予約の時にどちらのツアーか確認したほうがいいと思います。
タイの造幣局が作った博物館らしく、前半は造幣局の歴史や仕組みの紹介、
バンコクでの測量(これも造幣局に機関があったみたいです)の歴史などなど、
いかにもお役所的な展示が続きます。
興味がなかったらつまらないと思うけど、
昔の測量の道具なども見られるので、古道具好きの人には
ちょっと面白いかと。

後半はバンランプーの歴史や工芸品紹介。
タイ映画のスクリーンの中に自分が入れたり(しょぼめ…)、
路面電車や昔のカフェを再現したセットみたいなものがあったり、
自分撮りしたい人たちにはたまらない演出が続きます笑。

昔のタイ映画のポスター。かわいい。

昔の薬局、靴の修理屋さん、カフェなどなどの再現と並んで
タンフアセン(バンコクの今もある手芸デパート)の再現店も。


古い手芸本がかわいい。
こういう古本売ってたら欲しいな、なんて思ったり。

そして、いよいよお待ちかねの伝統工芸コーナーへ。

ひとつひとつ、道具や作り方が紹介されています。
作り方は動画で説明してくれるので、わかりやすい。

こんなおじいちゃんが手作りしているとなると、
いよいよ値切ったりはできない……。
他国ごとながら、跡取り問題も気になります。

これは金箔を作るための道具らしい。

作っているところの動画。
手で叩いて薄くするとか、めっちゃ大変そうで
びっくりしました。
自分の想像より、はるかに手がかかっている……。

タイの伝統的な刺繍のコーナーも。

下絵の時点で、大変そう……。

う、美しいですーー。
ガイドさんがひとつひとつ、丁寧に説明してくれるのだけど
どれもこれも時間と手間がかかっていて、
なんだか気が遠くなる。

バンランプーには、素晴らしい伝統工芸の世界が
今もなお息づいているようです。

タイって何でも安くていいなー、と思うけど
手作りのものは、もう少し値段を上げていかないと
守っていけないよね……、と当たり前のことを改めて考える。

古道具が好き過ぎて、道具の写真ばかり撮ってしまう
不謹慎なわたし……。

旗も作っているそう。
ちなみに、奥にいる新聞を読んでいる女性は
お人形です、たぶん。
伝統工芸のコーナーはとっても小さいし、
ほかのコーナーも映像での再現とかレプリカが多くて
本格的な博物館を期待して行くとちょっとがっかりするかも。
でも、なんとなくこのエリアの歴史などが知りたくて、
かつ博物館大好きなら行ってみるのもいいかと思います。
わたしはバンコクの小さくてマニアックな博物館を
いろいろ回りたい!と思っているので満足。
けっこう楽しめましたー♩

趣きのある古い建物。
窓も壁もすてきです。

バンランプー博物館
【Banglampoo Museum, พิพิธบางลำพู】
02 629 1850
10:00-18:00(ツアー受け付け時間は要確認)
※プラアティット通り沿い、プラスメン砦の隣にあります。

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