タイ料理ライターブログ

1年の半分をバンコクで過ごすフードライター、白石路以(Rui Shiraishi)のタイ料理と日常。 バンコクのグルメ情報が中心です♪

EAT(Eat All Thai) 【Groove@Central World】  

EAT(Eat All Thai)03


最近、バンコクで話題の新しいお店に行っても
おいしいけど、すっごく刺さるわけじゃないという微妙な
お店が多いのが、微かにストレスだったのだけど……。

久々に、純粋に「ここ好き!」と思えるお店に出合えましたー!


EAT(Eat All Thai)08


セントラルワールドの裏手にできた
新しいショッピングセンター、
Groove@Central World
の2階にあるタイ料理店、
EAT(Eat All Thai)/イート(イート オール タイ)
です。


EAT(Eat All Thai)02


こちらは、「イート オール タイ」の店名通り
北から南まで、タイ全土の味を楽しめるレストラン。

ゴージャスな内観から「宮廷系?」と思うかもしれませんが、
メインはタイの家庭料理。

とは言え、マキシム ド パリやフォションなど、
厳選されたカフェやダイニングが並ぶバンコクの最新注目スポット、
グルーブ@セントラルワールドにあるだけあり、
屋台でも食べられるような普通の家庭料理ではもちろんなく。

なんと、タイ各地の市場から仕入れる最高級の食材を使い、
現地のお母さんやおばあちゃんが作るような家庭料理を作る、
という、言わば究極の“タイの家庭の味”を楽しめるお店なのです!

テーマは「タイ各地の市場で集めた最上の食材を使い、
各地の家庭のキッチンを経てバンコクに料理を集めたポットラックパーティ」
とのことで、女性的にはなんともドキワクなコンセプトを掲げてます。


EAT(Eat All Thai)06


そんなお店を作った背景には、オーナーさんたちの
「タイの文化そのものとも深い関わりを持つタイの家庭料理について、
より多くの人に知ってもらいたい」という思いがあるそう。

「元気?」の代わりに、「もうご飯食べた?」という
挨拶を長い間交わしてきたタイの人たち。
古くから大勢で賑やかに食卓を囲むことを大切にしてきた
タイの人々にとって、家庭料理とは胃を満たすためだけのものではなく、
人と人をつなぎ、心と心を通わせるために欠かせない
とても大切な存在だったのだとか。

しかも、その家庭料理は家族をつなぐだけではなく、
タイの仏教文化やタイ人の敬虔な信仰心とも深い関わりがある、
という点も大きなポイント。

市場で新鮮な食材を買い、その食材が家庭のキッチンで
料理されて、食卓へ上る。そこまではどの国でも同じだけど、
タイではその食事がさらにタンブンとしてお坊さんにも捧げられます。


EAT(Eat All Thai)01


つまり、タイ人にとっての家庭料理とは市場と家庭、
そしてお寺をつなぐものであり、
信仰や宗教とも深い関わりを持つ存在なのです。

そんなタイの文化に欠かせない“家庭料理”の素晴らしさを
もっと広く伝えたい、そんな思いから生まれたのが
このお店なんだそう!

内装には昔の台所用具が飾られた食器棚や
タイのお寺で使われる装飾もさりげなく取り入れられていて、
そういったコンセプトをお店の雰囲気からも
感じられるようになっていますよー。


EAT(Eat All Thai)12


そんなコンセプトだけではなく、もちろん
料理の内容もすてき!

例えば、上の写真は甘みがあり身が柔らかいことで
知られるスラータニー産のカニを使った
プーパットプリッキーヌー(カニのチリ&ガーリック炒め)480B。

香りの強い小粒のガーリックとすっきりと爽やかな
フレッシュな唐辛子の香りがカニの甘味を引き立てて
とまらないおいしさ!
香りのよいジャスミン米との相性も抜群です。


EAT(Eat All Thai)10

そして、こちらのシグネチャーともいえるのが
アユタヤの川エビを使った
クンメーナームパオ(川エビの炭火焼き)。
(※重さによって値段が変わりますが、だいたい800~1200Bくらい)

400g以上ある厳選した川エビだけを使っているため、
身はプリプリで弾力があり、濃厚なミソがたっぷり!

ミソを絡めた身に辛くて酸っぱいシーフードソースを
付けて食べると、エビの旨みと甘味がぐっと引き立ち、
辛さと甘味、酸味がバランスよく広がる
タイ料理の魅力をギュッと凝縮したような味わいに!


EAT(Eat All Thai)13


パッカナープラーケムフー 160B。
(ケールのオイスターソース炒め 塩魚のサクサク揚げ添え)

オイスターソースで炒めたホンコンケールに
まろやかさと塩気のバランスのいい塩魚の干物を
サクサクに揚げたものをトッピング。
こちらもごはんが進むひと皿。


EAT(Eat All Thai)11


そして、1人ごはんの時にもおすすめなのがこちら。
カオパットキアオワーンガイカイケム 160B。
(グリーンカレーチャーハン 塩玉子の目玉焼き添え)

グリーンカレーのチャーハンなのですが、添えてある目玉焼きは
なんとカイケム(塩玉子)で作ったもの。

しかも、タイではおいしいカイケムの産地として知られる
タイ南部スラータニー県チャイヤー産のカイケムだけを使っているのだとか。

塩気が強すぎず、黄身のまろやかさとなめらかな食感に定評のある
チャイヤーのカイケムは旨みがあり、辛いグリーンカレーチャーハンと
相性抜群なのです。


EAT(Eat All Thai)14

もちろん、デザートも♡
こちらはタイティーパンナコッタ 85B。

タイティーの香りが濃縮された奥深い味わい。
ミルクをかけると甘味が増すので、好みで調整できるのも嬉しい。


EAT(Eat All Thai)04


なんと、こんなピンクのミルクプリンも!
これはタイの子供たちが大好きな「ノムイェン」という
ピンクのミルクをプリンにしたもの。

外国人には刺激的な色合いですが、タイ人にとっては
ノスタルジックな子供の頃を思い出させる
懐かしい味わいなのだとか。

実は食べるのに夢中になって、写真を途中から撮り始めたため
すっごくおいしかったイカの胡椒炒めや、中にイカの入った
トートマンの写真がなく……。
(しかも、写真のいくつかは公式からお借りしているという体たらく)
イカのプリプリ食感が楽しめる
トートマンもおいしかったので、ぜひぜひ試してほしいです!


気づいた方もいるかもしれませんが、こちらトンローの人気店
Supanniga Eating Roomの姉妹店。

Supannigaの人気メニューに加え、
観光客目線で楽しめる料理も揃っているので、
日本からお客さまが来た時に案内するのにも良さそう!


Supannigaもここも、個人的にとてもいい、と
思えるのが、どんな料理をどんなお店で提供したいのか、
しっかりと練った上でオリジナリティのあるものを提供してくれる点。

昔ながらの料理の店が流行ったら、みんな昔ながら、
家庭料理が流行ったら、みんな家庭料理……。
ひとつのものが流行ると次々と似たようなお店ができる
バンコクだからこそより強く感じるのかもしれないけれど、
何を出すかだけではなく、「どうしてそういう料理を出したいのか」まで、
ちゃんと考えているお店で食事をしたい、と思うのです。

もちろん、おいしければ何でもいい、という人もいると思うけど
誰かの真似ではない、強い意思に基づいたコンセプトを
オーナーさんが自分自身の中にしっかり持っているお店は、
雰囲気を含めてトータルで食事の時間を楽しめるし、
もちろん味もいいところが多い気がする。

料理と、食材と、コックさんと、お客さんと、
そして何より自分自身の中にある「理想のお店」と
しっかりと向き合う。

そんな風に作られたお店には自然と人が集まるし、
「おいしい、まずい」だけではない大切な部分で、
わかる人にはちゃんと伝わり支持されていくのではないか、
と最近より強く思うようになりました。

EAT(Eat All Thai)05

カウンターの向こうは、オープンキッチン!
料理をしているのを見ながら食べるの、楽しいですよね。



EAT(Eat All Thai)07


オープンエアの席では、たばこも吸えるそうです。


EAT(Eat All Thai)09


マキシムやフォションも同じ階にあるので、
こちらでランチ→フォションまたはマキシムでお茶、の流れもおすすめ。
個人的にはフォションのパリブレストも気になるー。


とにもかくにも、またすぐ行きたいお店が増えて嬉しい!
来月、バンコクに着いたら早速また行こうと思ってます。



EAT(Eat All Thai)/イート(イート オール タイ)
【Groove@Central World】
2 Fl., GROOVE@Central World, Central World,
999 Rama 1 Rd., Bangkok
02-251-1230
10:00~22:00
Facebook



関連記事

Posted on 08:39 [edit]

category: バンコク おすすめタイ料理

thread: タイ・バンコク - janre: 海外情報

tag: EAT  EatAllThai  bangkok  groove@centralworld  イート  バンコク  イートオールタイ  セントラルグルーヴ 
tb: 0   cm: 2

コメント

Re: プリンで気づきました!

ここ、おすすめですー。場所柄少しお値段は高めだけど、その分色々こだわっているのもわかるので♩

URL | thaifoodwriter #E3JXXwx2
2014/08/04 00:35 | edit

プリンで気づきました!

白石さんの書き方も上手いのでかなりワクドキですが、こちらは是非行かないと!!!タイ人にとって食はいかに大事なものなのかを考えさせられるいい機会となりました。このカイケム、おいしいですよねー。

URL | Natsuko #SFo5/nok
2014/08/01 14:40 | edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://www.thaifoodwriter.com/tb.php/1991-6df4e9a1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

カテゴリ

月別アーカイブ

最新トラックバック

リンク

RSSリンクの表示