タイ料理ライターブログ
1年の半分をバンコクで過ごすフードライター、白石路以(Rui Shiraishi)のタイ料理と日常。 バンコクのグルメ情報が中心です♪
2012/05/30 Wed.
桜の散った盛岡城跡 

GWに行った、岩手旅行のお話を少しずつ。。
新幹線で岩手に着いて、まず向かったのがここ、
盛岡城跡。今回の一番の目的地!

ちょうど満開の桜が散り始めたところで。
小雨の降る盛岡城跡は、言葉を失うほどの美しさでしたー!
日本の美を象徴するようなその儚い佇まいは、
私のなかにあった東北のイメージそのもの。

GWのど真ん中だというのに、人は少なめ。
この静謐な空気感、たまりません!

入った途端、想像以上にステキな盛岡城跡に
激しく感動していた私ですが、目的地はもう少し先……。

敷地内をうろうろして、やっと発見!!!!!
これ、これです~。
見つけた瞬間、「ヒュ~ウ!」とまるで峰不二子の
盗難テクニックに感心したルパンのような奇声を上げてしまい、
一緒に行った友人に失笑されるほど興奮……。

この歌碑が見たくて、はるばる盛岡までやってきたのです!!
大岡信が朝日新聞に連載していた「折々のうた」のコーナー。
14歳の時、この連載でこの歌を初めて読んだ時に受けた衝撃は
今でもはっきりと覚えています。
この頃の自分は、歌に詠まれている15歳まであと少し。
歌を読んだ途端、自分の心も広い空に
吸い込まれていくような気がして、
空の先に広がっているはずの未来の輝きとあまりの長さ、不透明さを感じて、
胸がギューッと苦しくなりました。
それまで、私が知っている啄木と言えば
「働けど働けど……」とか「たわむれに母を背負いて……」とか。
貧しくて苦しくて、子供が共感を覚えるのはちょっと厳しい
もの悲しいものばかりだったので、
こんなに清々しくてきれいな短歌を作る人だったんだ、と知り
14歳ながらに自分の無知を呪ったものです。
この日から、啄木は私のアイドルに!
あははー。

かなーりウザい感じのブログになってきているので、
啄木にも盛岡にも興味のない方は、
この辺で閉じていただいたほうがいいかも……w
そんな感じで14歳の時から「行ってみたい!」と
思っていた盛岡城跡。
なかなか行く機会がなかったのですが、
今年はなんと啄木の没後100年にあたる年。
なんとなく、今年中に行かないと
もう一生行かないかも!?と思い、急遽旅立つことにしたんです♫

↑ちなみに、この歌碑に関する詳しい説明はこちらでー。
とりあえず、歌碑と一緒に10パターンくらいのポーズで
記念写真を撮ってもらい、雨も強くなって来たので
後ろ髪をひかれつつも、次の目的地へ向かいました。

ちなみに盛岡城跡内は、桜以外のお花も
とてもキレイでしたよー。

桜山神社のお花も、溢れんばかり。

この景色を啄木も眺めたのかな~、なんて思いつつ
中の橋を渡り……

国の重要文化財にもなっているという、
岩手銀行中ノ橋支店の前を通過。

もうすぐ目的地ですが、長くなってきたので
とりあえずこの辺で!
次の岩手ブログも啄木三昧の予定なので、
興味のない方は要注意ですよーーーw

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