タイ料理ライターブログ
1年の半分をバンコクで過ごすフードライター、白石路以(Rui Shiraishi)のタイ料理と日常。 バンコクのグルメ情報が中心です♪
2017/05/20 Sat.
ドイツ人双子シェフのガストロノミーレストラン Suhring【ズーリング/バンコク/イェンアカート】 

ここ何年かで世界的なガストロノミーの
流れにくるっと巻き込まれているバンコクですが、
Asia's Best Restaurants 50に
今年初めて選ばれたことでも話題になっている
Suhring
【ズーリング】
に行ってみましたー。
イェンアカートの住宅街の中を
グルグルと走っていると、
突然ぽつんと現れる
緑に囲まれた一軒家レストラン。
エントランスを通っているだけで
バンコクにいるのを忘れそうな
非日常感に溢れてます!!

店内は意外とシンプルで
シックな雰囲気なのだけど、
来てるタイ人たちがみんなバリバリの
セレブ感なので、おのずと店内も
非日常的な感じになってましたー笑
メニューは8品 2200Bと、12品2800Bの
2コース。
ワインのペアリングも提案していて、
4杯1900B、6杯2500Bだそう。
わたしはお酒を飲まないのでワインのほうは
わかりませんが、お料理は今のバンコクの物価からすると、
妥当なお値段じゃないかな、と思います。
ベルリン出身の双子シェフ、
トーマス氏とマティアス氏は
三ツ星レストランなどで経験を積んだ後、
こちらをオープンさせたそうで、
期待が高まる!
とりあえず、店員さんもおすすめの
12品のコースにしてみましたー。

まずはこちらのかわいいビール(もどき)と、
ミニプレッッツェルから!
ミニプレッツェル、今までバンコクで食べた
プレッツェルの中で、ダントツにおいしかった!!!
これだけ何個も持って帰りたいです。
さすが、有名ドイツ人シェフは違う……。
とりあえず食べたものの
写真をどんどん掲載していきますねー!



まずは手でつまむスナックが
次々と……!
詳細は忘れてしまったのですが、
2枚目のポテトとバジルか何かのが
おいしかったです。

こちらはドイツのFritz Haag Brauneberger
Juffer Spatlese Riesling 2012とかいう
ワインの上に、カモのレバーがのってます。
おいしい。

Bismarc herring(ニシンのマリネ)に
イエロービーツ、卵、ディルなどを添えたもの。

これはパンにコールドカットやスプレッドを
自分でトッピングして楽しむ一品。
おすすめの組み合わせを提案してくれます。
シンプルなおいしさだけど、
みんなでワイワイ楽しみながら
食べられるのが魅力かな。

オヒョウ(北洋産大カレイ)の
ビーフブロスソース。
5g590Bでキャビアもトッピングできます。

ドイツのパスタ、シュペッツレ。
1g160Bでトリュフをトッピング。
ストップというまでかけてくれますよー。
初めて食べたこのパスタ、
モチモチしてておいしかった。

ハンガリー産の7日間熟成の鴨。
ほうれん草とうずらの卵、チャービルを添えて。
こちらのメインは野崎牛のサーロインに
変更も可能だそう。

トマトとスイカのシャーベット

ストロベリーとチョコレートの
デザート。

おばあちゃんのエッグノッグ。
料理の基本はシェフお2人のおばあさまの
レシピブックから来ているそうで、
最後に“グランマの”と冠した
エッグノッグが登場しました。

最後にチョコレートも。
わたしはパリからバンコクに着いた
その日にお邪魔したのでちょっと
疲れていたのもあるかもしれないけど、
12品はかなり多く感じましたー。

これ系のレストランはバンコクに
どんどんできていて、わたしも
Gagan、Gaa、こちらと体験しましたが
個人的な好みとしてはここが1番好き。
驚きと喜びをちゃんと感じられる
素敵なガストロノミーの世界観を表現しつつ、
おいしさもちゃんと感じさせてくれる、というか。
シンガポールのアンドリューと
Gaganの間くらいの位置づけな印象を
受けました。
アンドリューは本当に感動の連続だったけど
そんなに気軽に行けるわけじゃないし、
程よく楽しめるのでいいかと思います。

バンコク在住の食べるのが大好きな人や
バンコクでちょっと変わった食体験をしたい!
という方にはおすすめです。
ちなみに、予約は必須ですよー!
わたしは3月にどうしても行っておきたくて、
パリからバンコクの友人に連絡して
予約をお願いしました!
いつもいろいろ付き合ってくれる
美人な先生に感謝です♡
Suhring
【ズーリング】
No.10, Yen Akat Soi 3, Chongnonsi, Bangkok
02-287-1799
18:00-23:00
休みなし
2017/05/03 Wed.
Goji Kitchen+Barでランチブッフェ【マリオットマーキスクイーンズパーク ホテル/スクンビットソイ22】 

先日のこと。
友人からホテルでランチブッフェしたい、
とリクエストがあったので
リニューアルオープンした
スクンビットソイ22のホテル、
Bangkok Marriott Marquis Queen's Park
にある
Goji Kitchen+Bar
に行ってみましたー!
2ヶ月くらい前にこちらの
別のレストランでタイ料理を食べたのだけど、
本当にキレイに生まれ変わっていてびっくり!
クイーンズパーク時代をまったく
感じさせないくらい、
かなーりゴージャスになってます。
それだけに、レストラン内もおしゃれ&ゴージャス!
ゆったりしていて、落ち着ける雰囲気でしたよー。

ブッフェの内容は洋食、イタリアン、
タイ、中華、和食などが
揃っていて、平均的なホテルブッフェという印象。

パスタコーナーやローストビーフ、
シーフード、タイ料理など
それぞれにコックさんがその場で
いろいろしてくれるコーナーもありましたー。
写真は撮ってないから
ないけどね……笑。
もちろんデザートもいろいろありましたー。
が、これも写真なし……。
ちょっと真剣な話をしながら
食べていたので、
写真がこの4枚しかありませんでした……。

味も可もなく、不可もなく、
バリエーションも過不足なくて、
お値段は1人790Bなので、
悪くないんじゃないかな、と思います。
この辺りのランチブッフェだと、
やっぱりTHE CONTINENT HOTELの
mediniiのイタリアンランチ(499B)が
1番総合的な満足度が高い気がするけど、
混んでて予約が必要なので、
当日思い立って行くにはここもいいかも。
ただ、個人的にはこのホテルでランチなら
次回からはタイ料理に行くかなー。
タイ料理が好きなので笑!
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Goji Kitchen+Bar
Bangkok Marriott Marquis Queen's Park
199 Sukhumvit Soi 22, Bangkok
02 059 5999
6:00-22:00(ランチは12:00-14:30)
Posted on 08:00 [edit]
category: バンコク その他料理
tag: Goji Kitchen+Bar Bangkok Marriott Marquis Queen's Park ランチブッフェ マリオットマーキスクイーンズパーク ホテル2017/04/28 Fri.
話題のガストロノミーレストラン Gaa 【ガー/ランスアン/バンコク/Bangkok】 

今日は話題のニューオープンレストランをご紹介!
ランスアンに4月にオープンしたばかりの
Gaa
【ガー】
です。

こちら、2017年のAsia' Best Restaurants 50で1位を獲得、
3年連続トップになったことでも話題になった
Gaganが手がけた新店ということでオープン直後から大人気!
早くも予約の取りにくいお店のひとつになっています。

お料理は、8品1800Bのコース と
12品2400Bのコースの2種類。
わたしはこの日ヤワラー歩きをした後で
あんまりお腹が空いていなかったので笑、
8品のコースにしましたー!
厨房を仕切るのは、かつてNomaで働いた経験があり
Gaganでもスーシェフとして活躍していたGarima Aroraシェフ。
タイ料理やインド料理などの食材を使い、
モダンと伝統を融合したオリジナルの
メソッドで仕上げたガストロノミーを楽しめる、
ということでワクワク。
どのお料理も食感と組み合わせに
新鮮な驚きがあって楽しかったです。
とりあえず食べたものをさーっと紹介していきますね!
まず、上の写真は
Crispy Cabbage, Roasted Peppers, Bitter Gourd
サクサクになったキャベツの食感が面白い。

そのまんまですが笑、Corn
何か(忘れた……)入りのマヨネーズを付けると
おいしかったです。

Crayfish, Egg Fruit, Pomelo
ソムオーが爽やかで、ザリガニはプリプリ。
ちなみに、エッグフルーツというフルーツを
初めて食べましたー。

↑これがエッグフルーツだそう。
スタッフの人たちがみーんな親切で感じが良くて、
いろいろ教えてくれるので、質問があったら気軽に
聞いてみるといいと思いますよー。

Gort Milk Tofu, Grilled Mustard
ピリッとしたマスタードの葉っぱが、
パリパリの食感に。

Fish Khanom-La
カノムブアン風のパリパリクレープの中に
魚が入っている、斬新な一品。

Pork Ribs, Pickles and Bread
柔らかポークリブ。
これが1番好きだったかな。

デザートは3種類のソフトクリームから
ひとつをチョイス。
わたしは
Beewax and Wild Honey with Bee Polien Cone、
友人は
Turmeric and Toasted Safflower with Black Sesame Cone
軽い食感のソフトクリーム。
そして、最後のチョコレートも斬新!

An Element of Chocolate
なんと、バイチャップルーにチョコレートが
ぬってありましたー。びっくり!
そんなこんなでお腹いっぱい!
最初から最後まで、明るい接客をしてくれたので
楽しかったです。

食後にいただいたジンジャーレモングラスティ。
お茶をオーダーすると、さらにココナッツの
デニッシュみたいなのが付いてきます。
これはスパイスも効いていて、すごくインド風味でしたー。
このほかに、ジュースのペアリングなども試して
お会計は1人3000Bくらい。
今のバンコクの物価を考えると、
高くもなく、安くもなく、という感じかな。
個人の好みもあると思うけど、
Gaganと同じで何度も行きたくはならないけど、
1回行っとくのもいいかな、という印象。
料理に驚きを求める人には、すごくいいと思います!
バンコクで食通のタイ人の友人たちに
「もう行った?」と何度か聞かれたので、
新しいスポットが好きな方や食べるのが大好きな方は
一度行ってみるのもいいと思いますよー。
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Gaa
【ガー】
68/4 Soi Lang Suan, Bangkok
+66 91 419 2424
Opened for dinner: 6:00 pm - last order 9:30 pm
Reservation time: 11:00 am - 6:00 pm
2017/04/23 Sun.
SARAVANA BHAVAN Bangkokでミールス【サラヴァナバヴァン/南インド料理/ベジタリアン/バンコク】 

世界中に支店のある
有名なベジタリアンの南インド料理店、
SARAVANA BHAVAN BANGKOK
【サラヴァナバヴァン バンコク】
のバンコク店に行ってきましたー!
お目当ては、もちろん上の写真のベジミールス 250B!
パリにも支店があって行ってみたかったのですが
予定が合わなかったので、バンコクで行けて嬉しい。
オールベジなので、バターチキンカレー的なものを
期待していくとがっかりするかも笑。
スパイスが引き出す豆や野菜、フルーツの
おいしさをじっくり楽しむ料理です。

南インド料理店なので、もちろんドーサもあり。
本場で食べたことはないけれど、店員さんも
お客さんもみんなインド人で、たぶん本格的な
味わいなんだと思います。
まぁ、おいしかったのでどっちでもいいけど。

とーってもきれいなお店なので、
パフラット辺りのローカルなインド系のお店が
苦手な人でも、きっと大丈夫だと思いますよー。
当たり前ですが、ベジタリアンレストランなので
タンドリーチキンなどはありません……。
気をつけてくださいねー!
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SARAVANA BHAVAN BANGKOK
【サラヴァナバヴァン バンコク】
2/F, Baan Silom, Silom Soi 19, Bangkok
02-635-4556, 02-635-4557
8:00-22:30
休みなし
HP
2017/04/21 Fri.
路地裏のおいしい客家食堂 ピアンギー ポチャナー【ヤワラー/中華街/Piang Ki/เปี้ยงกี่โภชนา/バンコク】 

こんばんはー、お久しぶりです!
また久々のブログになってしまったのですが、
バンコク(と東京とパリも!)のおいしいもの屋さん巡りは
相変わらず続けています〜。
※最新情報はインスタに上げているので、
そちらをチェックしてみてくださいね。
今日ご紹介するのは、バンコクのおいしいもの好きの間では
知る人ぞ知る中華街の路地裏にある小さな食堂、
ピアンギー ポチャナー
【Piang Ki Phochana/เปี้ยงกี่โภชนา】
です。
どれくらい路地裏かっていうと、これくらい笑↓

どう見てもお寺しかなさそうなすっごく小さいソイを
入ったところにある、とっても目立たない客家料理の食堂です。
バンコクの中華街(ヤワラー)には潮州料理のお店が多いのですが、
探すと客家料理や海南料理のお店などもありますよー。

お店の中も、こんな感じでとっても素朴。
もちろんエアコンはないし、メニューの写真も
昭和!?って思うくらいブレブレだけど、
優しいおじさんとおばさんがまるで親戚のように
手取り足取り面倒を見てくれる、アットホームなお店なんです。

古き良きバンコクの中華街を思わせる、
すてきなキッチンもチラリ。
今揚げてくれているのが、前菜におすすめのこちら!

フォンタオフーヤッサイムートート(小) 200B
湯葉の揚げワンタン。
サクサク、パリパリの食感でおいしーです!

タオフーヤッサイムーナムデーン(小) 200B
こちらは客家料理の定番メニュー、
豆腐の肉詰め土鍋煮込みです。
紅腐乳が入ってるっぽいスープは意外とあっさり、
豚ひき肉を詰めた豆腐もクセがなく食べやすいです。
添えられてる激辛チリソースを少しだけ入ると
旨みがグッと増してとってもおいしくなります。

東坡肉 300B
豚バラの中華煮込み。ふだんは高菜が添えられているけど
この日は切れていたそうで肉厚なしいたけと一緒に。

お肉はこんな感じ。
干しえびとイカも一緒に煮込まれているので、
とっても風味豊か。
味が濃そうに見えるけどあっさりしていて
でも旨みは深くて、豚肉のおいしさを
存分に堪能できる一品です。

クンパットチャイポー
エビとタイのたくあんの炒めものです。
チャイポーとニンニクの絡んだ
プリプリエビがすっごいおいしい。
こちらは殻付きと殻なしが選べますよー。
なかなか地味なお店ですが、何を食べても
おいしいとバンコクの食通の間では評判!
某有名ホテルのPRをしているおいしいもの好き女子も
「ここ、大好きー!」と言っていました♡
ヤワラー付近も区画整理が進んでいて
昔からあるいいお店が
どんどんなくなっている今日この頃。
昔ながらの素朴な食堂がお好きな方は
ぜひ早めに訪れてみてくださいねー!
▽最新情報はこちらで公開中▽
タイ料理ライター インスタグラム

ピアンギー ポチャナー
【Piang Ki Phochana/เปี้ยงกี่โภชนา】
Soi Wat Kusolsamankarn, Ratchawong Rd., Bangkok
02-221-6024
11:00-19:00
休みなし